なぜプロゲーマーは炎上しやすいのか。e-sports業界には”ちゃんとした大人”が必要だ

2022年はe-sports炎上イヤーと言わんばかりに現・元プロゲーマーの有名配信者の問題行動・失言・炎上・逮捕などが多くみられました。

※ 以下管理人の個人的な意見の雑記となります。

esportsファンとしてはとても残念なことです。

e-sports業界はなぜこんなにも炎上しやすいでしょうか。
それは業界・それに携わる人が”未熟”であることがとても目立つように感じます。

目次

2022年炎上したプロゲーマー、元プロゲーマー、有名配信者

・たぬかな氏「(身長が)170ないと、正直人権無いんで」などの失言でチーム・スポンサー契約解除
・Ayagator氏、差別的な発言を繰り返すなど暴言がめだちチーム解雇
・有名配信者ねこくん!氏 大麻所持にて逮捕
・元プロゲーマーiSeNN氏 わいせつ容疑にて逮捕

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/40ddb9db607e5b5ac224513cf679bc5153050a94
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/a68a83a16893b5576cb92047e7c4a7d156ec386e
出典:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2204/13/news125.html
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/0f3d097b6b5b719944d22baa1874776f5e241e09

自分が把握しているのは、氷山の一角であり、まだまだ界隈で炎上した例はあると思います。

本ブログで取り上げているフォートナイト競技の界隈でも大なり小なり炎上・失言が日頃から多くみられます。

今年一番のニュースは、フォートナイト界隈で有名だった「ねこくん!」。Misterという競技クランを立ち上げ、スポンサー契約を獲得しプロチームを運営した背景もあり、フォートナイトesports界を盛り上げてくれる人物としてたくさんのファンから応援されていました。


ねこくん!逮捕の件で「またe-sports関係者か」という失望を感じえませんでした。ここで自分が感じたのがe-sports界隈はなぜこうも未熟なのかということです。

選手の未熟さ

こういった、炎上や問題行動を起こす一因として選手の未熟さがあげられます。

・社会人経験がない,少ない
・個人としての活動が多くアドバイスが得られない
・メンタルコントロールが下手

プロゲーマーの多くは10代からゲームに打ち込み、プロゲーマーの年齢層は10代~20代が主に活躍しておりとても若い印象です。
専業プロゲーマーも多く、一般企業に就職をし社会経験がある人は少ないです。社会経験がないことは悪いことではありませんが、身につく一般常識や経験などに差が出てくることはあります。

多くのプロゲーマーはチームから報酬をもらったり、賞金や配信、動画投稿などを収入源に個人で活動しています。
チームに所属していても個人としての活動が多く、接する人間も同世代のゲーマーが多くなりやすく自身の言動にアドバイスを得る機会が少なくなります。

また、メンタルコントロールが下手な人もよく見受けられます。感情に任せてSNSに投稿したり、そういった人はツイッターなどのSNSでの発言が炎上してしまったり。フォートナイト界隈では10代が多いのでまあ仕方ないかと思ったりしますが、危ういなと感じます。

そもそも、10代の子は仕事として食べていくためのプロゲーマーではなく、楽しく遊んでいた延長でプロゲーマーになったという子も多く、世間が求めている「プロ」のイメージとかけ離れている場合もあります。

業界の未熟さ

この盛り上がりに業界の当事者たちが追いついてない部分があると感じます。

e-sports業界自体が盛り上げってきたのがe-sports元年とされる2018年ごろからです。
市場規模は、世界では1,000億円を超え、日本でも66.8億円という多額のお金が動いています。
出典:(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008428.000007006.html)

市場規模が大きくなるとそれだけ質を求められる傾向にあります。
ましてや”スポーツ”と名前がついていることでスポーツとして観戦を楽しもうとする層には、フェアプレイ・スポーツマンシップを求められます。
しかし、ふたを開けてみるとプレイは上手くても暴言があったりして、がっかり。そういったギャップがまだまだ多い業界だと思います。

チームを解雇された元プロゲーマーたぬかな氏の発言の件も問題になった「人権がない」発言以外にも、同チームのAyagator氏が過去に何度も暴言を繰り返していることも話題になっていましたよね。
ゲーマー界隈ではネットスラング、煽りあいなどが面白半分に一部パフォーマンスとして使われていたので急に問題にされたような感じではありましたが、それだけ世間が思う「プロゲーマー」と現実の実態が乖離していたこともうかがえます。
チームの対応もこの問題が炎上してからの対応は早かったですが普段から管理できていたら彼女が解雇されることもなかったではないかと残念でなりません。

ゲーマー界隈の独特な文化・雰囲気

プロゲーマーが職業として一般的にも認められたのはここ最近のことです。
プロゲーマーになった人でも最初は一人のゲーマーだったわけで、プレイするゲームのジャンルにもよりますが、ゲーマー界隈には独特な文化・雰囲気があるためにいざプロになって同じように言動に気を付けなかったらいっきに炎上してしまうことがあるのです。

上記たぬかな氏を例にあげたとおり、「人権がない」という表現は一部ネットスラングとして気軽に使われていたものでした。
実際にネットでは、わりと「~をするための最低条件」的な意味合いで使っている人を見かけます。
当たり前に使っている表現や、行動が一般的に受け入れられるものなのかは、今一度考えたほうがよさそうです。

▼注意するべき言動

・ネットスラング
・煽り・死体撃ちなどのパフォーマンス

ネットスラングや煽り・死体撃ちなどのパフォーマンスは、「面白ければいい」「みんなやっている」といった発想が過激な言動に拍車がかかる一因でもあるような気がします。結果炎上につながります。

プロゲーマーが炎上しないために必要なこと

・リスク管理を学ぶ
・ちゃんとした大人が複数人で管理・運営する

若い子たちが多いので、ちゃんとした大人が複数人で管理するということは必要だと思います。
管理というのは大げさに聞こえますが悪いことは悪いと言えるアドバイザーやマネージャーがいれば炎上や問題行動を防げる可能性は高くなります。チームであれば選手のサポート体制をSNSの運用の仕方や一般常識から教育しないと解決しない気がします。
リスク管理がしっかりしているチームにサポートしてもらえれば安心ですね。

所属メンバーだけでなく運営側もちゃんとしていなければなりません。
ねこくん!の場合は、自らがプロチームMisterクランのオーナーでありましたが自身の問題ゆえにスポンサー契約打ち切り、チームメンバーや界隈各所への炎上波及など影響が及ぶ範囲を甘くみすぎたと思います。

総じて言えることはe-spots業界は新しい業界なのでまだまだ未熟な部分が多いといこうことです。
その反面盛り上がりは年々大きくなりプロゲーマーとしての地位が確立されだしている過渡期にあると思います。
実際に魅力を感じる人はたくさんいて、いまや多くのe-sportsファンが世界中にいます。自分も何度となく選手たちからは感動を受けました。
これからのe-sports業界がよくなることを一ファンとして応援します。

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